本田朋之(ほんだともゆき)
|
カナダ、カルガリー在住21年。マウントロイヤル大学経営学科卒。 カナダの金融会社、サンライフでファイナンシャルプランナーとして勤務。 カルガリー日系会館理事、主にイベントの開催担当をしており、カルガリー市内で行われるイベントに文化紹介の為の出展、日系人向けのイベント企画から執行まで、幅広く手掛ける。 2017年よりカルガリー初となる日本人よさこいチームYOSOCAを発足し、カルガリーを代表するお祭り、スタンピードバレードや市内最大規模の花火大会、ジャパニーズフェスティバルへの出展など、市内外で行われるイベントに精力的に参加している。 趣味はゼロからイチを作り上げること。チーム発足当時はよさこいグッズやパレードに参加するための山車もなく、鳴子は一枚板から切り出して作成、山車はデザインから製作まで関わり完成させた。 よさこいにかかわる年数は少ないが、チームのロゴ、衣装デザイン、オリジナル楽曲作成のレコーディングや歌詞作りなど色々な視点でよさこいと関わることによりその魅力に惹かれて今回のお祭り企画を提案。 |
開催に向けての想い |
誰かが文化を紡ぐのではなく、自分がやる。カナダで在住していると特に思うことは日本には当たり前のように町内会のお祭りや花火大会、季節のイベントが行わているが、これは先人たちが自分たちの時間を捧げ、街を良くしようと尽力をした上にある。 カナダの日本人人口はたったの0.8%、私の住むカルガリーには日系人を含めて9000人程度、人口は増えても、日系のお祭りは増えない。だから今度は私たちの番で、もっともっとワクワクするイベントを増やしていきたい。私のよさこいチームは日本人、カナダ人、子供と親、家族で楽しんで練習したりイベントでの演舞をしています。年齢、性別、国籍を問わずできるこの素晴らしいよさこい文化を知り、もっとカナダや世界中で広めてみたい、みんなに知ってもらいたい。その二つの想いが私の中にあり、今回のお祭りを企画しました。ここからもっと、北米、そして世界によさこいが広がるきっかけとなる、そんなワクワクのつまったお祭りにする為、開催までの時間を全力で駆け抜けていきます。 |
田中 恵美子(たなか えみこ)
|
カナダ・トロント市在住。愛知県名古屋市出身。2008年よりよさこいを本格的に始め、これ までにカナダ、ポーランド、ハンガリー、ブルガリアにてよさこいチームを設立。2016年に 高知県よさこいアンバサダーに認定され、世界初のよさこい国際チーム「高知県よさこい アンバサダー絆国際チーム」を設立。これまでに世界20カ国以上から踊り子が参加しており、 世界中の様々なお祭りでよさこい・高知・日本の素晴らしさを広めている。2019年に高知県 観光特使、2020年に高知県いの町観光大使に委託され、高知県の魅力を世界発信中。 2020年、高知にゆかりがある振付師7名と共に「よさこい8」を結成。コロナ禍で疲弊した 世界に向け活動し、現在も世界中で「よさこい8」の曲が踊られている。よさこいを世界に広める活動の傍ら、日本語・英語教師と して語学学校を経営。主催している日本語・英語練習会は登録者数3000人を超える大規模なmeetupグループに発展。カナダと 日本を繋ぐ架け橋を作るべく、カナダ在住の日本人のサポートに尽力している。趣味はロッククライミング。 休みの日は壁と向き合うことが好き。 |
開催に向けての想い |
私の人生は、よさこいとの出会いで大きく変わりました。名古屋で生まれ、29歳の時にカナダに移住してから気づけば17年。 異国の地で私を支えてくれたのがよさこいでした。よさこいの魅力は、鳴子を握ることで、育った背景、言語や文化の違いを超えて 誰もが心を通わせて踊り、一つになれることです。 よさこいのおかげでカナダや世界中にかけがえのない仲間ができ、人生が彩り豊かなものになりました。そして、よさこいを通した ご縁や仲間のおかげで、カナダは私にとって第二のふるさとになりました。 世界中の人々を受け入れ、多様性を尊重するカナダの素晴らしさと、高知で生まれ日本全国・世界中で受け入れられ、様々な形で 愛されているよさこいの魅力には共通するものがあると私は思います。 よさこいアンバサダーとして国際チームを立ち上げてからずっと思い描いていた夢、それは「大好きなカナダでよさこい祭り」を 開催することです。その夢が、このレスブリッジで叶おうとしています。 北米国際よさこい祭りを通して、よさこいの素晴らしさをレスブリッジ、北米、そして世界に広め、この祭りが日本との架け橋と なることが私の願いです。レスブリッジの地元の皆様、北米、日本、そして世界中の人が鳴子の音色と共に笑顔あふれるお祭りに なるように、全力を尽くしてまいります。 |
井上 昇(いのうえ のぼる)
|
東京都渋谷区在住。高知大学大学院修了。高知県発祥で全国に広がった「よさこい祭り」に 多角的に携わる。地域で祭りを支える人々の応援企画、チームプロデュース、祭りの企画運営進行、若手チーム支援、海外展開、審査員、司会者、講演、番組コメンテーターなど。多くの人を 惹きつけてきたよさこいの魅力と文化的価値に常に焦点を置き、それらを高める企画を生み 出し続ける。13年間代表を務めたチーム「天空しなと屋しん」は、高知・東京をはじめ全国で 受賞実績多数。現在は、「よさこいで世界を変える」をコンセプトに生まれた新チーム『いづる』 副代表兼プロデューサー、原宿スーパーよさこい公認スタッフ集団『ぴりここ』代表、 Indonesia Yosakoi All-Star相談役、Vietnam Yosakoi Festival顧問、富山のよさこい 祭りアドバイザーなどを務める。 |
開催に向けての想い |
私は、偉大な先輩たちのおかげで、高知で生まれたよさこい祭りが札幌のYOSAKOIソーラン祭りを産み出し、さらに全国各地に よさこい祭りが誕生していく、数々の瞬間に立ち会わせていただきました。 よさこいの文化が日本中に広がったのは、故郷への愛や、自身の創造性、他者への共感など、多くの人々が持っている”大切なもの”を 持ち寄り、出会い、認め合い、切磋琢磨してきたからだと感じています。 日本の国土の約50倍の広さがある、北米大陸。ここ20年、大陸内で多くのよさこいチームが生まれ、それぞれの場所で踊られて きたと聞いています。そして今、北米国際よさこい祭りの開催により、そんな皆が一堂に会するチャンスが巡ってきました。しかも、 素晴らしい自然と人々に囲まれるであろう、レスブリッジで。 この祭りの開催が、北米の踊り子はもちろん関わってくださる地元の方やお客様にとっても、よさこいの魅力を再発見したり気付い たりする機会になることを願い、歩みたいと思います。 |